【春日井市立上条小学校】 言葉の使い方を考えよう
- 公開日
- 2019/06/26
- 更新日
- 2019/06/26
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
新年度に入り、新しい友達ができるとともにトラブルも起こる時期でもあります。そこで、「言葉の使い方を考えよう」というめあてで、誰もがよい気持ちになれる言葉を使うとともに、人によって考え方、感じ方が違う言葉があることも意識できるような授業を実践しました。
導入では、自分や相手の呼び方を問うことで、呼び方だけでも多くの言葉があることに気付かせます。
その後、気持ちに関わる言葉見つけをし、「よい気持ちがする言葉、嫌な気持ちがする言葉」に分けます。気持ちに関わる言葉なので、ほとんどの児童が素早く分けることができます。
今度は、分ける作業を、自分や相手の呼び方で行います。ここでは、「よい気持ちがする呼び方、どちらでもない、嫌な気持ちがする呼び方」の三つに分類します。気持ちの分類とは違い、ほとんどの児童はとても悩みます。分類後、発表させます。すると、同じような呼び方でも人によってよい気持ち、嫌な気持ちと感じる児童が分かれます。
児童たちは、「自分はよい気持ちがする呼び方でも、相手にとっては嫌な呼び方がある」ということに気付きます。
最後に教師が、「よかれと思ってやったことでも、実は相手は嫌だったこと」の経験談をします。
児童たちは、「これからは、人の気持ちを考えて話したい」「自分が言われて嫌なことは、言わないようにする」などの感想がありました。日々の生活で心掛けてほしいと思います。