【豊田市立西保見小学校】ふえるといいね「心のブレーキ」(5年道徳科の実践)
- 公開日
- 2019/06/27
- 更新日
- 2019/06/27
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校では、毎月、「西保見道徳DAY」を設定し、道徳科の授業を公開している。本校の特徴は、外国籍の児童が多いことである。5年生の約7割の児童が外国籍である。そこで、内容を分かりやすくするために、紙芝居を作ったり、話を要約したり、動画を利用したりして授業を行っている。
ここでは、5年生「おこる前に待って」の実践を紹介する。子供たちは、ふだんから思い込みが強く、相手の気持ちより、自分の思いを主張してしまう傾向があり、トラブルも起きてしまう。自分の気持ちを表現する前に、自分の行動で相手がどんな思いになるかを考える授業を行った。
かおりとさきの2人から、地域の祭りへ別々に誘われたしずか。さきから誘われていたことを知らせず、2人で行けることを楽しみに誘ってくれたかおり。しかし、相談することもなく、3人で一緒に行くことにしたしずか。かおりは、突然怒りだした。「かおりの怒った理由が分からないしずか」と、その「しずかの気持ちを思うこともなく、怒りをぶつけたかおり」の二人の考えと、二人のとった行動をもとに話合うことにした。
話合いの中で、「相手の話(理由)を聞く」「ゆっくり話す」「態度に出さない」「心のブレーキをかける」などの発言が出た。
7月には、野外学習がある。仲間の思いを考えなければならない場面も多くある。そのときに、今回の話合いを生かしてほしいと思う。