【岡崎市立城南小学校】「学校保健委員会」で心を育む
- 公開日
- 2019/06/28
- 更新日
- 2019/06/28
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、子供たちが、自分も相手も大切にして、よりよい人間関係を築くことを目的として、毎月5日の「健康の日」に、学級で「仲よしスキル」(本校の児童に身に付けさせたいソーシャルスキル)のトレーニングを実施している。今年度で7年目の取組となり、子供の姿から、学びが定着してきていることが伺える。今年度は、子供の「自己肯定感」を育むことに焦点を置き、自分や相手を大切にするスキルを取り入れたり、トレーニングの中で、子供同士が認め合う活動を積極的に取り入れたりしている。
この取組を更に深めるために、6月の「学校保健委員会」では、シンガーソングライターの弓立まりさん率いる「まりぃず」の皆様を講師として招き、「君がいてよかった」という演題で講演・演奏をしていただいた。
弓立さんは、二人のお子さん(次男は難聴・自閉症)の母親であり、子育てをしていく中で感じたことや経験したことを、歌にのせて届ける活動をされている。優しい歌声と演奏、そして心が熱くなる歌詞に、子供や保護者、教職員全員が引き込まれ、会場が温かな空気に包まれた。「みんな同じで、一人一人違うんだよ」「完璧な人はいないから」「できないことがあっても大丈夫」「ありのままの自分を認めながら、楽しいと思って生きてほしい」…。弓立さんの言葉一つ一つに、勇気をいただいた。
振り返りには、「違いを否定するのではなく、認め合うことが大切だと分かった」「できないことにも失敗を恐れず挑戦したい」「自分は悪いところばかりではないんだなと思った。家族に支えられていることに感謝したい」などと書かれ、一人一人の心にとても響いていた。
この「学校保健委員会」を受け、7月の「仲よしスキル」のテーマは、「自分を好きになろう」である。これからも子供たちがお互いを認め合い、自分や周りの人を大切にできるよう、継続的に働きかけていきたい。