【豊田市立大林小学校】2年生道徳科「ある日のくつばこで」の授業実践から
- 公開日
- 2019/07/25
- 更新日
- 2019/07/25
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
2年生児童は、男子42名、女子50名の計92名である。何事にも好奇心旺盛で、自分の担当する係以外の仕事も進んで取り組む子が多い。その反面、いけないことだと分かっていても、「だって〇〇くんが遊んでいたから」と言って周りに流されやすく、善悪の判断ができない子もいる。そこで、正しいと思うことを行うよさを知り、正しいことを進んで行おうとする心情を育てることをねらいとし、「ある日のくつばこで」を資料として授業を行った。
この資料は、主人公が仲よくしている友達が、ある日の体育の授業の前に、クラスの子のくつを隠すところを見てしまった。仲のよい友達から、「誰にも言わないでね」と言われたときに、どうしようと悩む。日常場面でよくある出来事である。話合いでは、「仲のよい友達だから、このまま黙っておく」「悪いことだから、だめだよと正直に言う」などの意見が出て、主人公の心の葛藤を捉えさせることができた。
主人公は、もやもやと心が晴れない気持ちだったが、「注意しないと気分が晴れない」「友達なら、だめなことはだめとちゃんと言う」などの意見が出て、勇気を出して正しいことをしようと決心した気持ちにせまることができた。
振り返りでは、「ぼくは、だめだよと言うことが、友達のためになることが分かりました」などの意見が出た。この単元を通して、子供たちが、勇気を出して正しいことをするよさについて考えることができたと思う。