【みよし市立南部小学校】SNSと安全に付き合っていくために…
- 公開日
- 2019/07/25
- 更新日
- 2019/07/25
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
高学年にもなると、SNSに興味が出てきます。何らかの形でSNSを利用している児童も少なくありません。本校6年生で、アンケートを採ったところ、自分のスマートフォンをもっている児童が45%、持っていない児童でスマートフォンが欲しいと答えた児童が74%いました。自分の携帯電話を持っていない児童も、家族の物を借りるなどして、実際にメールのやり取りなどをしたことがある児童は、59%もいました。このような実態の中で、メールによるトラブルなどに不安を抱いている児童も少なくないようです。
そこで、実際にパソコンを使って、情報モラルについて考える授業を行いました。自由に書き込んでよいという条件で、友達とのメッセージのやり取りの疑似体験をし、一度書き込んだメッセージは、匿名であっても「IPアドレス」という、いわゆる「パソコンの住所」に記録されるため、個人を特定されたり、一瞬で世界中に拡散されたりする怖さがあることを、実際にあった事例とともに児童に説明をしました。授業を終えて、児童から「誰も見ていないと思っていても、みんなが見ているのだという気持ちで気をつけたい」「犯罪に巻き込まれないように、これぐらいならいいやと思わずに、気をつけてインターネットを使いたい」などの感想が聞かれ、これから安全に使いたいとの意識を高めることができました。
さらに、道徳科「カスミと携帯電話」で、携帯電話を使うために必要なルールを学んだ児童は、「生活のリズムが狂わないように、スマートフォンなどを使う時間と場所をしっかりと決めることを大事にしていきたい」「自分のやりたい気持ちだけではいけない」「メッセージのやり取りをしている相手の気持ちを考えたい」「友達同士で、何時までには、メッセージのやり取りをやめるなどの約束事を決める」などの感想が聞かれました。
この先SNSに触れる機会が多くなる児童に、正しい付き合い方を教えることの重要性を改めて感じました。