モラルBOX日記

【半田市立亀崎小学校】2年生の授業実践「おれたものさし」

公開日
2019/08/09
更新日
2019/08/09

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 2年生の道徳科で、教材「おれたものさし」を使って、よいと思うことを行動に移す大切さを理解し、よいと思うことには進んで取り組もうとする心を育てる授業実践を行いました。
 場面把握では、児童に教材文を見せず、担任の語りによる授業展開で進めました。場面ごとにキーワードを板書したり、教材を分割提示したりすることで、「これからどうなるだろうか」ということを児童自身の問題として考えさせました。
 中心発問では、「以前にあったことを思い出し、胸がどきっとしたときのぼくは、どんな気持ちだったのか」を考えさせました。「いけないことをしているのだから、注意しないといけない」「のぼるが怖いから言い出せない」という意見が出ました。
 その後、「自分だったらどんな行動をするか」を考えさせる価値の把握では、「いけないと言う」(青)、「迷う」(黄)、「いけないと言わない」(赤)の三つの立場のどれに近いかを三択で考えさせました。全員に三色の紙コップを配り、机の上に置かせて自分の考えをはっきりさせた上で話し合いました。
 また、机をコの字型に配置したことで、全員の児童が全体を見渡せ、誰がどんな考えをもっているかを確認しながら、互いの顔を見て意見交換することができました。そのため、児童一人一人が主体的に授業に参加し、全員の児童が自分の考えを発表することができました。
 振り返りシートを見ると、「いけないことをしている人を見たら、勇気を出して言いたい」「道徳は、自分の心が磨かれる気がする」などの記述があり、勇気を出すことの大切さに気付くことができました。