【瀬戸市立祖母懐小学校】道徳の授業「命の詩〜電池が切れるまで〜」
- 公開日
- 2019/08/28
- 更新日
- 2019/08/28
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校では、月に2回実施しているソーシャルスキルトレーニングを通して、共感的な人間関係を育み、それを基盤として、自分の考えを隣同士や数人のグループで伝え合ったり、全体の場で発表したりするなどの話合い活動を重点に指導し、授業実践を進めています。
5月に、5年生で、「命の詩〜電池が切れるまで〜」の授業実践をしました。神経芽細胞腫と5年半にも及ぶ闘病生活の末、11歳という短い生涯を終えた少女の書いた「命」という詩を題材に、命はどんなものかや、人間らしく精いっぱい生き抜くことの大切さについて考えさせることをねらいとして授業を行いました。授業では、詩の題名を隠して提示し予想させることで児童の興味を高めたり、命と電池の違いを比べるときにその違いが明確になるように色を変えて板書したりするなど、ユニバーサルデザインを意識して進めていきました。
作者の「生きたくても生きられない子がいるのに、なぜ命を大切にしないのですか」という疑問には、「いじめられているから」「たえきれないことだってある」という意見が出されました。また、「精いっぱい生きるためにどんなことを考えて生活するか」という問いには、「ぼくとみんなが楽しく生きるために努力する」「家族や友達の気持ちを考えて精いっぱい生きる」などの意見が出てきました。
今回の授業を通して、子供たちに生命の尊さを感じることのできるよい機会になったと思います。