【豊田市立梅坪小学校】登場人物になりきって、気持ちを考えてみよう
- 公開日
- 2019/09/24
- 更新日
- 2019/09/24
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
友達が増え、新たな関係が構築されてくる時期になった1年生。友達や周りの人との関わり方を見ていると、自分から遊びに誘うなど頼もしく感じることもありますが、ささいなことでけんかをするなど、気になることも増えてきました。そこで、親切にするとどんな気持ちになるのかを考えることを通して、優しい気持ちで人と接してほしいと願って、「はしのうえのおおかみ」を教材として道徳科の授業を実践しました。
「はしのうえのおおかみ」は、一本橋の上で、自分が通りたいがために弱い動物を追い払っていたおおかみが、くまに親切にしてもらったことをきっかけに、優しさに目覚めるという話です。
導入では、「はしのうえのおおかみ」の話に興味をもたせながら、場面の設定を理解しやすくするために、挿絵を使ってペープサートを作り、動かしながら読み聞かせをしました。子供たちは、動物の表情にも注目しながら、場面をつかむことができていました。
展開では、いばっていた最初のおおかみと、親切にしようとしたおおかみの気持ちの変化を考えさせるために、動作化をしました。どちらの場面でも「えへん、へん」という同じセリフを言いまた。お面をつけて動作化したことで、同じセリフでも、いばっているような言い方から、優しい言い方に変わるなど、気持ちの変化を理解している様子が伝わってきました。
まとめでは、優しさに目覚めたおおかみのように、誰かに優しくすると「よい気持ちになる」「心ろがぽかぽかする」といった声が聞こえてきました。さらに、色を塗るワークシートを活用し、後から振り返ることができるようにしました。
今後も、子供たちが積極的に考えたいと思うような手立てを用意して、授業に臨みたいと思います。