【豊川市立小坂井中学校】道徳科の授業実践「本当の友情とは」
- 公開日
- 2019/10/01
- 更新日
- 2019/10/01
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本年度より、中学校で道徳の教科化がスタートしました。本校でも、教科化にあたり「考え、議論する道徳」を大切にして授業を行っています。
本校の2年生は、「みんなでとんだ!」の教材を通して、「本当の友情とは何か」を考える授業を行いました。運動をすることが極度に苦手な生徒(矢部ちゃん)に対し、「長縄大会の本番で一緒に跳ぶか、応援してもらうのか」を考える学級会の場面を中心に、教科書では取り上げられています。
本文を途中まで読んだあと、「もしも自分だったらどうするか」という課題を考えました。生徒からは、「どうしても決めなきゃいけないの」「難しい」などの声が上がりました。しかし、実際の学級会であれば、決断する必要性があります。自分自身の思いと向き合いながら、課題について考えました。黒板にそれぞれの考えをまとめる際、「入れる」「入れない」の思いを左右の矢印に、さらに「矢部ちゃんのため」「学級のため」という考えを上下の矢印にして、構造的に考えられるようにしました。それぞれの微妙に違う思いから、多様な価値観を知ることができました。
振り返りでは、「実際の場では悩むと思うし、難しいです」「矢部ちゃんのために入れる気持ちも分かるし、入れない気持ちも分かった」など、自身の思いを語るものが多くありました。いろいろな価値観を知る、有意義な時間となりました。