【蒲郡市立竹島小学校】地域資料を活用した授業実践
- 公開日
- 2019/11/01
- 更新日
- 2019/11/01
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
蒲郡市では、道徳科における地域資料の開発に力を入れて取り組んでおり、市内各地域にまつわる人、もの、ことを題材とした教材集があります。3年生では、教材集の中にある資料、「七福神おどり」をもとに、子供たちが住んでいる地域の伝統的な祭り「三谷祭」と自分たち、地域とのかかわりについて考える授業を設定しました。
導入に、「三谷祭」の様子の写真を見せながら、子供の意識を掘り起こしました。身近な「三谷祭」について考えることに、高揚感を感じている子供の様子が見られました。資料「七福神おどり」に出会った子供たちは、七福神おどりが300年も続いていることに驚きをもっていました。そこで「どうして300年たった今でも、七福神おどりを『三谷祭』で踊るのか」と投げかけました。考えを交流する中で、「祭りを残したい、続けたい」という思いや、「地元の神様への感謝の思い」など、様々な三谷の町の人の思いがあるからだという意見に、多くの子供が納得していました。
終末の感想交流では、「私はこれまでも蒲郡が好きだったけれど、もっともっと好きになりました。前まではただの大きい祭りだなと思っていたのですが、今は、すごくたくさんの思いがつまった祭りだと思っています。次の祭りの時は、じっくり七福神おどりを見たいと思いました」という子供の感想があり、自分たちが住んでいる地域に対する愛着を深めた授業になりました。