【安城市立二本木小学校】精いっぱい生きるとは何か
- 公開日
- 2019/11/06
- 更新日
- 2019/11/06
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
安城市では、学校教育の指導方針の一つ目に、「命の大切さを実感し、明るく元気に過ごすことができるたくましい体と、しなやかで折れない心を育てる」と明記され、本校でも、かけがえのない「命」を大切にすることを学校目標として掲げている。
これらの方針を受け、命の大切さだけでなく、生き方について考える授業を行った。
事前に、小児がんで亡くなった子供の話を読み聞かせ、生きたくても生きられない人がいることを知った上で、授業に臨んだ。授業では、「おじいちゃんとの約束」の資料を読み、心に残ったことを出し合った。最後に出てくる主人公の「どうすれば、自分の命を大切に生きられるのか、まだよく分からないけど、ぼく、精いっぱい生きるよ」という言葉に着目して、考えを聴き合った。「自分らしく生きればよい」「いろんな人がつないできた命を、軽く扱わないようにする」「自分の命を大切にして、背伸びしないで生きる」などの意見が出された。聴き合い後に、事故で後輩を亡くしたという教師の話を聞いて、死を身近なことに感じることができ、自分だったらどう精いっぱい生きるのかについて考えるきっかけとなった。
振り返りには、「一日一日を大切に生きたい」というだけでなく、「毎日の勉強を頑張りたい」「カラーガードの技を一つ一つきれいにして、一回一回の練習を真剣にやりたい」など具体的な目標が記されており、今後の生活につなげられることを期待したい。