【弥富市立弥生小学校】「深く考える」道徳科を目指して
- 公開日
- 2019/11/20
- 更新日
- 2019/11/20
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校では、年2回、外部講師を招いて、教師力向上研修として、少経験者を中心に道徳科の授業研究を行っています。本年度の1回目は、1年生と3年生で実践しました。
1年生の実践では、「ありがとう」を題材にした授業を行いました。まず、自分たちのために、何かをしてくれている人たちの写真やイラストを見て、その人たちがどんな気持ちで、それをしてくれているのかを考えました。「ペアトーク」を取り入れることで、1年生の児童なりに自分の考えを友達に伝えたり、自分とは違う考えを友達から聞いたりしながら、多くの人たちが、進んで自分たちのために何かをしてくれていることに気付きました。その後、それぞれの人たちに、どんな言葉を言ったらよいかを考え、その言葉を実際に伝える「ロールプレイ」を行いました。給食の調理員さんへは、「いっぱい食べて、勉強がんばるよ」、交通指導員さんへは、「けがしないように気をつけるよ」など、お互いに考えた言葉を伝え合いました。
3年生の実践では、「もっと調べたかったから」を題材にした授業を行いました。事前に「夢中になって時間を忘れてしまったことはありますか」というアンケートを行い、主人公のだいきさんの話を自分事として考えるきっかけとしました。「心のアクセルとブレーキ」について「ペアトーク」や「グループトーク」で話し合い、クラス全体で考えを出し合いました。授業者の「行くのをやめたら、地図は完成できなかったのでは」という揺さぶりに、児童は、考えを伝え合いました。
本校では、「思いを受け止め、考えを伝えられる児童の育成」を目指し、様々な授業で話し合い活動に取り組んでいます。道徳科の授業では、児童に「深く考えさせる」ような発問の工夫を大切にして、児童が友達の考えのよさに気付き、自分の考えを深められるような話合い活動に取り組んでいきます。