【豊田市立花山小学校】ともだちっていいな
- 公開日
- 2019/12/12
- 更新日
- 2019/12/12
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校では、1年生の11月に、「友達のことを思いやったり、仲よく協力したりすることの大切さ」を考えさせるために、「ゆっきとやっち」を教材にした授業を行いました。
この資料では、「ゆっき」と「やっち」の2匹のミツバチが、かけっこ競争をします。一番になりたいと思っているやっちと、やっちにはかなわないと思っているゆっき。そんな競争の途中でやっちは、おなかが痛くなって止まってしまいます。ゆっきは、どうしようか迷ってしまうという内容です。
指導に当たっては、価値の自覚を目指すために、道徳授業の3要素の「発問」「板書」「自分への戻し方」を意識した授業を展開しました。本教材における道徳的価値である「友情、信頼」に迫るために、中心発問は、「迷っていたゆっきが『一緒に行こう』とやっちに言ったのは、どうしてなのか」としました。すると、「どうしよう」「おなかが痛い友達を置いて行けない」と、自分事のように考えている子が多くいました。
話合いの終盤では、ゆっきとやっちが、並んで飛んでいるときのやっちの気持ちを考えました。「助けてくれてありがとう」「一緒に飛べてうれしいな」という意見があり、ゆっきとやっちの心がつながりや、友情が深まったことが分かりました。
板書では、友達のつながりの線を太くし、つながりの違いを感じ取れるようにしました。
振り返りでは、「これからは、ゆっきとやっきのように助け合う友達になりたいです」という意見があり、子供たちが、自分事として考えていることが伝わってきました。