モラルBOX日記

【半田市立板山小学校】自分を好きになろう

公開日
2019/12/18
更新日
2019/12/18

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 2年生の道徳科の授業で、教科書にある「ぼく」という教材を使い授業を行いました。「生きる喜び」を主題として行い、自分のよいところを見つけて、自己肯定感を高めることをねらいとしました。
 まず、「自分の好きなものや好きなことは何か」を尋ねると、野球、サッカー、ダンス、ゲームなど、多くの児童が、自分の好きなことについて答えることができました。次に、教材文を読み、主人公の「ぼく」が好きなものの中にある「自分」について考えさせました。「なぜ、『ぼく』は、『ぼく』が一番好きなんだろう」という問いには、「自分がいないと、友達もできない」「家族にも会えない」「好きなことができない」「何もできない」という意見が出ました。しかし、その中で「わたしは、自分のことは好きじゃない」と発言した児童もいました。
 そこで、自分を好きになるために、自分のよいところを見つけて、自分に賞状を送ることにしました。初めは、なかなか書き始められない児童もいましたが、2年生になってできるようになったことを思い出したり、友達に聞いたりして、自分の得意なことやよいところを書くことができました。誰とでも友達になれる「なかよし賞」、リフティングをがんばっている「リフティング賞」、絵や色塗りが上手な「ずこう賞」など、様々な賞を考え、自分に賞状を送りました。自分に賞状を書くことで、児童が自分の長所に目を向けるきっかけになったのではないかと思います。
 今後も、児童が自分の長所を見付けて伸ばし、自信をもっていろいろなことに取り組めるよう、実践を重ねていきたいと思います。