モラルBOX日記

【小牧市立小木小学校】インターネットで知り合った人との関わり方

公開日
2019/12/18
更新日
2019/12/18

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 先日、小学6年の女児が、SNSで知り合った男の自宅に、誘拐・監禁される事件が起こった。この事件は、児童の関心も高く、本実践を行った5年生は、ほぼ全児童が知っていた。また、本学級の約2割の児童が、インターネットで知り合った人と会話などのやりとりをしている。今後、その割合は、高くなることが予想される。そこで、この機会に、インターネットを通じた他者との関わりについて、頭から否定するのではなく、そのよさも認めつつ、やりとりに伴う危険性に気付かせ、対応力を育てたいと考えた。
 本実践では、学校に導入されているデジタル教材「事例で学ぶNetモラル」の資料「ネットで知り合ったトモダチ」を使用した。この資料は、中学1年の生徒が、ゲームアプリの会話機能を通して知り合った相手とのやりとりを扱ったものである。同級生を名乗る相手が、実は成人男性であり、もしかしたら誘拐等の犯罪に巻き込まれるのではないかと、今後の展開が心配される場面で終了している。指導に際して、インターネット上の情報だけでは、相手の個人情報を正確には知ることはできないことに目を向けさせるようにした。
 実践を通して、「顔が分からないから、文だけで相手を信用してはいけない」「悪い人は、だまそうとして、親しみを感じるような言葉をかけてくる」など、気をつけているつもりでも、ついうっかり気を許してしまう場面が起こりうることに気付かせることができた。