【幸田町立南部中学校】1年生「思いやり」について考える授業実践
- 公開日
- 2019/12/19
- 更新日
- 2019/12/19
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
中学1年生の教材「席を譲ったけれど」で、道徳科の授業を行いました。まず、「思いやりとは、どういうことだろう」と問いかけました。それに対して生徒から、「困っていたら助ける」「人のために行動する」という意見が出ました。その後、中学生が高齢者に電車で席を譲ったときに起こったトラブルを記した投稿と、その投稿に対する複数の立場からの反響を読み、「思いやりの心をもって他者と接するとは、どういうことだろう」ということを考えました。はじめは、思いやりの心をもって行動した中学生について考える生徒が多くいましたが、高齢者や投稿者の立場になって考える生徒もいて、グループで意見交流を行いました。自分にない視点で考えている生徒の考えを聞くことで、個人だけでは思いつかない考えに気づくことができました。思いやりの心をもって行動することの大切さはもちろん、相手の立場になって言い方や接し方を考えて行動することに気づくことができ、考えを深めることができました。
これからも、生徒同士が自分の意見を素直に言える場を作り、生徒の意見が交流できる授業、生徒が主体的に話合う授業づくりを積み重ねていきたいと思います。