【春日井市立出川小学校】6年生実践「手品師」
- 公開日
- 2020/01/10
- 更新日
- 2020/01/10
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校の6年生は、学校のリーダーとして、生活の様々な活動に対し意欲的に取り組む姿が見られます。しかし、教師に注意を受けたり、何か失敗したりすると、自分の立場を優先に考えて他者に責任を転嫁し、その場しのぎの言い訳を考えてごまかそうとすることも少なくありません。そこで、自分だけが得をすることや、周りから外れないことを考えて行動するのではなく、自分の心に誠実に向き合い、「自分はこういう人になりたい」「こう生きていきたい」というような人としての誇りをもって生きようとする実践意欲と態度を育てたいと考え実践しました。
授業では、4人ずつのグループを作り、「誠実に生きる」ことについて、個人で考えたことを付箋に書き、ミニホワイトボードに貼りました。似た内容の付箋紙をまとめたり、内容のつながりを書き込んだりする活動を通して、グループとして考えをまとめました。さらに、その考えをグループ間で共有し、全体に発表をしました。誠実に生きることについて、物語から離れ、自分たちの生活とつなげ、自分事として話し合っているグループの姿が見られました。
児童の振り返りには、「これからは、相手の気持ちを考えて、小さな約束でも守る」などとあり、手品師の生き方を参考にし、自分の経験と重ね合わせながら、これからの自分の行動について考えることができました。