【津島市立神島田小学校】4年生「わかっているはずだから」の授業実践
- 公開日
- 2020/01/21
- 更新日
- 2020/01/21
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
4年生では、教材「わかっているはずだから」を使って、よりよい人間関係を築くために必要な相互理解について考えさせました。
本教材では、「さくら」と「真由」が、共に仲よしだから、相手は自分の考えを「わかっているはず」と思い込んでいるところから、すれ違いが生じてきたことが描かれています。
教材文を読んだところで、あまり自分の考えを言えない「さくら」か、自分の意見をはっきりと言える「真由」のどちらに自分は似ているかを考えさせるところから始めました。そして、黒板に掲示しておいた二人の挿絵のところに、氏名札を付けさせることで、クラスの中にもそれぞれに似ている人がいることを、視覚的にも分かるようにしました。
教材文を読み進めた後、「二人に足りなかった考えは何でしょう」と発問することで、それぞれに足りなかったところがあることに気付かせていきました。
最後に、自分はどちらに似ているかを思い出させ、「これから友達とうまく付き合うために大切にしたいこと」について考えさせました。「相手を理解しようとする気持ちをもっていきたい」「意見が合わなかったときにも、相手の思いを聞くようにしたい」という思いをもつことができた児童が多くいました。
この実践をきっかけとし、「わかっているはず」ではなく、相手のことを分かろうとすることや、自分の思いを伝えようとすることを大切にしながら、さらによりよい人間関係を築いていってくれることを願っています。