モラルBOX日記

【稲沢市立六輪小学校】話合いの中で、考えを深める道徳

公開日
2020/01/23
更新日
2020/01/23

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 本年度、本校では、「話合い活動の充実」を現職教育の軸として、研究実践を行っています。
 2年生では、「特別の教科 道徳」において、「友達と仲よくするために、大切なことは何だろう」を主題として、「ぶらんこ」の教材で授業を行いました。「ぶらんこ」は、さる、うさぎ、りすの3匹が、自分たちで作ったぶらんこで遊んでいる場面から始まります。そこへ、くまがやってきて、無理やりぶらんこに乗ろうとしたため、ぶらんこが壊れ、くまは泣いてしまいます。さるが、「もう一度、丈夫ぶなぶらんこを作ろう」と声をかけ、みんなでぶらんこを作りに行く場面で話が終わります。
 授業では、「泣いているくまは、どんな気持ちでしょう」「自分がくまだったら、どのように仲間に入れてもらうとよいと思いますか」と問いかけ、くま役とさる役に分かれて役割演技を行いました。くま役の児童は、「ぼくにも、ぶらんこ貸してくれないかな」と話しかけ、それに対して、さる役の児童は、「いいよ」「いっしょに遊ぼう」と返事をしていました。
 演技後、さる役の児童に、「どんな気持ちだったか」と尋ねると、「ていねいにお願いしてくれたから、一緒に遊びたい気持ちになった」「目を見て話してくれたから、うれしい気持ちになった」などと話をしていました。
 さらに、周りの児童に、「役割演技を見てどう思ったか」を話し合わせたところ、「演技を見ていて、無理やり取るのではなく、きちんと自分の気持ちを言うとよいと思った」「ぼくも、ていねいにお願いされたら、一緒に遊びたくなると思う」という声が聞かれました。役割演技を取り入れたことで、教材の内容をより自分事として捉えて話合いをすることができ、友達と仲よくするために大切なことについて、考えを深めることができました。

  • 4214460.png
  • 4214461.png

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10518505?tm=20240815153205

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10521169?tm=20240815153205