【大府市立北山小学校】6年道徳科授業「過ちを許す」
- 公開日
- 2020/03/09
- 更新日
- 2020/03/09
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
10月24日に、教材「銀のしょく台」を使って道徳科の授業を行いました。立案に当たっては、主人公ジャンの立場とミリエル司教の立場の両側から、綿密な資料分析を行い、学年会、高学年部会で検討を重ねました。
本校の現職教育の研究主題は、「相手の気持ちを考え、思いやりのある児童の育成」、副題は、「考え、議論する道徳の授業の工夫を通して」です。「考え、議論する」にこだわり、児童の意見が二手に分かれるような中心発問を設定し、多数の補助発問で追っていくことにより、議論を深めることをねらいました。その結果、大きな発問は次の二つのみという指導過程にしました。中心発問は、「ミリエル司教はジャン・バルジャンを許してもよかったのだろうか」、価値の自覚の発問は、「今日の授業で『過ちを許す』ということについて考えたことを書こう」です。
当日の授業では、意図した通り「よかった」と「間違っていた」に分かれ、それについて3色カードで、全員が意思表示をしながら討論が進みました。さらに、補助発問によって、考えが深まったり、多面的・多角的にとらえることができたりしたのではないかと思います。
「銀のしょく台」は、よく知られた話ですが、私たち教員も、その奥深さを改めて味わうことができたとともに、授業研究を楽しむことができました。