【弥富市立弥富北中学校】自問道徳について
- 公開日
- 2020/02/03
- 更新日
- 2020/02/03
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校では、「自発」を生かした教育「自問教育」を推進している。毎日15分間の「自問清掃」の積み重ねを中心に、「自問教育」に取り組んでいる。「自問清掃」とは、気づきの清掃であり、「根気玉」(進んで清掃に取り組む心)、「親切玉」(人を助けようとする心)、「発見玉」(新しいことを見つける心)という三つの玉を磨くことで、生徒の気づきの心、主体性、自主性、自発性を育み、周りの人への気づき、自分の本当の気持ちに気づき、新しいことへの気づきを育てようとするものである。
本校では、この三つの玉を磨くために、月に一度、「自問清掃」の振り返り活動を行い、「自問清掃」についての集会「自問集会」を行い、「自問清掃」の振り返りを全校生徒が一斉に読み上げる「自問タイム」や、2・3年生が1年生に清掃の仕方を教える「継掃会」、自問に関係する道徳「自問道徳」などの取組を実施している。
12月に、2年生が行った自問道徳では、「掃除をはじめてみたけれど」という題材を扱い、「地域の清掃を自発的に行うことで、最初は、感謝され満足感を得ていたスーパーの店長が、時間がたつにつれて、清掃しているのが当たり前になり、その状況に店長は次第にいら立ちを覚えるようになった」ことについて、「この後、どうしたらよいか」を考える授業を行った。生徒は、「自分から清掃することに欲をもってはいけない」「やっているうちに、参加する人が増えると思う。だから、あきらめずにやった方がよい」などの意見がでた。