モラルBOX日記

【半田市立半田小学校】ふわふわことばとグサグサことば

公開日
2020/02/06
更新日
2020/02/06

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 1年生も2学期になると、お互いに言いたいことが言えるようになり、自己主張も強くなってきます。その結果、友達同士のトラブルも多くなってきます。そこで、「お互いに仲よく気持ちよく生活をしていくためには、どうしたらよいのでしょう」をテーマに、道徳科の授業実践を行いました。
 まず、言われて傷ついた言葉、グサグサっときた言葉を発表し合いました。すると、たくさんのグサグサ言葉が出ました。そして、そのときの気持ちを発表し合いました。「とてもいやな気持ちだった」「もう話したくないと思った」「一緒に遊びたくないと思った」など、心がグサッと傷ついたことや、悲しい気持ち、怒りの気持ちなどが多くの児童から出ました。児童の中には、何げなく言った言葉が、友達を傷つけていたことを分かっていなかった子もいたようでした。次に、「言われてうれしいなと思った言葉を発表しましょう」と投げかけました。すると、「ありがとう」「ごめんね」「一緒にあそぼう」「すごいね」「上手だね」「手伝おうか」など、いろいろな言葉が出ました。「みんなが発表してくれた言葉を『ふわふわことば』と言うんだよ。ふわふわ言葉をいっぱい増やしていこうね」と話をました。
 この授業の数日後、女子同士のもめ事があり、お互いに「グサグサ言葉」を言い合っていたそうです。しかし、「ふわふわ言葉」の大切さを知り、相手に「ごめんね」を言い、仲直りができたそうです。
 今まで、自己中心的であった1年生が、友達とのコミュニケーションを通していろいろなことを学びます。相手の気持ちを考え、お互いに気持ちよく過ごせるような関わりを、今後も大切にしていきたいと思いました。