モラルBOX日記

【日進市立梨の木小学校】1年・6年の授業実践

公開日
2020/03/12
更新日
2020/03/12

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 1年生の道徳科の授業では、「はしのうえのおおかみ」という教材で、「親切、思いやり」について考えた。この教材は、うさぎに意地悪を続ける主人公のおおかみが、くまから親切にされることで自分を省み、今度は、くまをまねてうさぎに優しくするという内容である。はじめに、役割演技を通して、意地悪することを楽しんでいるおおかみの気持ちを考えさせた。児童からは、「いい気分」「思い通りになってうれしい」という感想が発表された。おおかみやうさぎの気持ちを考えさせる場面では、気持ちの度合いや変化が視覚的に捉えやすくなるように、顔の表情を表したカードを活用した。本授業を通して、児童は人に親切にすると、自分も相手もよい気持ちになることに気付くことができた。
 また、6年生では、「ロレンゾの手紙」という教材で、「友情、信頼」について考えた。この教材は、幼なじみのロレンゾに電報で呼び出された3人が、ロレンゾの悪いうわさを聞き、どうするべきか悩むという内容である。3人の意見の中で、誰が一番自分の意見に近いかを考えさせ、黒板に名札を貼らせることで、立場を明確にしながら話合いを行った。無実のロレンゾに相対したときの三人の気持ちを考える場面では、多くの児童が、友人を疑ってしまった3人の気持ちに同調し、葛藤する様子が見られた。本授業を通して、友達を信頼するということについて、様々な考えを学び合い、自分の考えを深めることができた。