モラルBOX日記

【新城市立東郷西小学校】動物園がやってきた

公開日
2020/03/12
更新日
2020/03/12

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 令和2年1月30日に、「移動動物園」がやってきました。
 まず、メンフクロウとタカのフライトショー、動物クイズがあり、続いて三つのコーナーを体験しました。一つ目は、モルモットの心音を確認し、パンダマウスの命を感じ取るコーナー、二つ目は、ヤギのえさやりとモルモットやうさぎ、鳥との触れ合いコーナー、三つ目は、ひよこを手に抱いたり、ヘビやイグアナを触ったりするコーナーでした。
 動物の心臓の音を聞く体験では、学級の代表児童が聴診器で聞いたモルモットの心音を声に出して、みんなに伝えました。「ドドドドドド」と声に出すと、子供たちは笑いましたが、その後に動物園の方の話を聞くと子供たちの表情が変わりました。それは、次の児童の感想にあるような話だったからです。
・動物は一生で心臓を打つ音の数が決まっていて、小さい動物の方が速いので寿命が短いということも教わりました。かわいそうだと思ったけれど、モルモットとかはそれが普通だということです。そのことを聞いて、命の大切さが分かりました。
・いつもは生きていることなんて普通だと思っていたけれど、パンダマウスの話を聞いて生きているということは大切なことなんだと分かりました。
・ぼくが一番心に残ったのは、ひよこです。動物園の人は、優しくひよこを持っていました。ぼくも同じように優しく触りました。ぼくは、動物園の人が楽しそうでした。ぼくも同じ仕事をしたいと思いました。
 生まれて間もないひよこを手に抱く体験では、優しくするとひよこが寝ると説明があり、子どもたちは包み込むように抱きました。うとうとし始めたひよこもいれば、動き回るひよこもいて、これは抱き方ではなくひよこの個性かなと話している子もいました。
 1年生から6年生まで全員が小さな生命を手に包み、動物園の方から話を聞くことで、生命の尊さを知りました。そして、それがかけがえのないものだと学年に応じて理解し、生命あるものを大切にしようという思いを強くする機会になりました。