【碧南市教育委員会】豊かなかかわりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子どもを育てる道徳教育
- 公開日
- 2022/12/19
- 更新日
- 2022/12/19
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
碧南市教育研修会道徳部会では「豊かなかかわりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育」のテーマのもと、各校において研究実践を重ねています。
令和4年度は新川小学校と西端中学校において道徳研究が行われました。小学校の実践では、親切をする側と受ける側の双方の気持ちを考え、本当の思いやりについて話合いを行いました。板書を工夫し、それぞれの気持ちを整理して違いが視覚的にもわかるようにし、本当の思いやりとはどういうものかに迫るよう手立てがなされ、児童たちは、それぞれの思いを深めることができました。中学校の実践では、自分の個性について悩む主人公の「僕」の相談に対してどう答えるか話し合いました。生徒たちは「僕」の悩みを自分ごととしてとらえ、自分自身の個性についても、違う側面から見ることでよりよい価値付けをすることができました。
教員間で資料を提供しあい、考え議論する道徳の授業を目指して実践を重ね、テーマである「豊かなかかわりの中で自己を見つめ」ることができるよう、ペアトークを取り入れたり、自分ごととして捉えて話合いができるような設定を考えたりするなど、手立てを工夫し取り組んできた成果として、挙手が増え、息の長い発言をする児童生徒が増えてきました。また、多くの児童生徒の意見を聞き考えることで、授業の振り返りに、本時のテーマについて深く迫る意見が多くみられるようになりました。今後の課題には、意見を交流して深める手立ての工夫があげられます。児童生徒が意見を交流させ深めていくには、更なる教員の授業研究や、児童生徒の反応を予想して問い返し、切り返し発問を準備しておくことが必要になります。これらの成果や課題を各校で共有し合い、今後も研修を進めてまいります。