【大治町教育委員会】少経験者研修
- 公開日
- 2024/01/12
- 更新日
- 2024/02/08
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
大治町では、少経験(2年目、5年目)の教員を対象に「少経験者研修」を行っています。教育長と指導主事とで少経験者の授業を参観し、研究協議会を行います。今年度は、5年目の先生1名を代表の模範授業者(小学校6年生担任)として、道徳の授業を参観し研究協議会を行いました。
「本当の自由」を主題として、教材について話し合うことを通して、自由と自分勝手の違いについての考えを深め、自律的で責任のある行動をすすんでしようとする判断力を育てることをねらいとした授業でした。
授業では、教師の発問や問い返しがよく考えられており、児童が根拠をもとに発表したり、問い返しにより、自分の考えをさらに深めたりするための一助となっていました。
また、個人で考える時間を確保し、その後、小グループ(3〜4人)で意見交流を行いました。その際、小グループの座席配置を工夫したり、タブレット端末を活用したりすることで、互いの考えを共有しやすくすることができていました。全体で共有する場面においても、大型モニタに発表する児童の考えを映すことで、より分かりやすくすることができました。
こういった手立てにより、児童が他者の考えをもとに、自分の考えと比較したり関連付けたりして、より多面的・多角的に考えようとする姿が見られました。
今後も、教員の道徳の授業力を高められるよう、町教育委員会として、研修等に取り組んでいきます。(2023年12月25日)