【豊田市立下山中】茶摘み体験学習が行われました。
- 公開日
- 2012/05/29
- 更新日
- 2012/05/29
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
下山中学校では、毎年5月に地元下山の茶畑で茶摘み体験学習を行っています。下山中開校当初から、40年近く続く伝統行事です。地元の特産である「下山茶」の畑で、県の茶品評会に出品するための茶葉を摘みます。
今年は5月21日(月)に行いました。初夏の日差しの中、「一芯二葉」(いっしんによう)という摘み方を地元の茶業組合の方に教えてもらいながら、2時間以上にわたり作業を行いました。畑が斜面に作られているため足元は不安定で、さらに中腰のつらい姿勢での作業にも、「品評会に出される大切なお茶を摘んでいる」という責任感から、最後まで真剣に取り組む姿が見られました。
昨年度の1年生は、総合的な学習の時間で下山茶について追究しました。導入では「なぜ下中生は茶摘みをするのだろう」というテーマで話し合いをし、「地元の特産品を中学生に知って欲しいから」「伝統を受け継ぐため」といった郷土愛に関する視点や、「作業を体験して、労働の大変さを知るため」「ボランティア精神を養うため」といった勤労の視点から考えを深めることができました。
〜生徒の感想〜
・ 一芯二葉を探していると、自然と前かがみになってしまうので、腰が痛くなりました。それに、今日は暑い中作業をしたので、とても体力が奪われました。普段なにげなく飲んでいるお茶にはたくさんの苦労があることを実感しました。私たちが摘んだ葉がおいしいお茶になるのが楽しみです。
・ 昨年の学習で、摘まれたお茶は加工されてスーパーで売られたり、アイスやパンの原料になることを知りました。今日お茶を摘みながら、スーパーに売っているお茶も、すべてはこうやって一つ一つ大切に摘んでいるということを感じました。そう考えると、食べ物は絶対に粗末にしてはいけないと思いました。