【豊橋市立東部中】人とのかかわりあいを大切にし、自己を高めようとする生徒の育成〜道徳「チェーンメールと思いやり(画面の向こう側)」を通して〜
- 公開日
- 2012/05/29
- 更新日
- 2012/05/29
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
平成24年5月25日(金)、3年4組教室にて、チェーンメールを題材に扱った道徳の授業を行いました。
前時の学習において、生徒達は「チェーンメールは、相手に迷惑をかけるもので、いけないもの」と十分に認識することができました。そこで本時は、友人から送られてきたチェーンメールの内容が「東北の人達への援助を呼び掛ける善意のもの」と設定し、それを送るか、送らないか、小グループやクラス全体で話し合いの場をもちながら、生徒達の心情を追っていくことにしました。
「送らない」と答えた生徒達は、「自分が受け取り、どうするべきか悩んでいるのだから、それを送られた人も同じように悩み、結果、相手に迷惑をかけることになる。」「他にも支援の仕方はあるから、正しい方法を考えるべき。」といった理由をあげました。
また、「内容によっては送ってしまうかもしれない。」と答えた生徒達の中には、「『送らない』という意見は正しいと思うが、もし自分が被害を受けた時は送ってもらいたいと思うのに、他人の事なら送らないというのは自分勝手な考えではないか。」という意見をもつ生徒もいました。
むろん、チェーンメールそのものは良いものではありません。2回の授業で両者が共に「画面の向こう側」にいる誰かの事を思い、自分の行動の仕方を考えることで、他との関わりの大切さを深く学ぶことができました。