【春日井市立中部中】「サイバー犯罪防止教室」を行いました。
- 公開日
- 2012/06/20
- 更新日
- 2012/06/20
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
平成24年6月4日(月)、愛知県警サイバー対策課の講師をお招きし、1年生330名を対象に「サイバー犯罪防止教室」を行いました。
本校の1年生は、半数近くの生徒が携帯を所持しており、当然のことながら、2年、3年と学年が上がるにつれ、その所持率は上がっていきます。また、本校でもブログへの書き込みによる「いじめ」や、メール・電話による嫌がらせも、毎年のように報告されています。
そこで、さまざまな事例を通して携帯電話の正しい使い方を知らせることは、1年生の時期が最も効果的であると考え、「サイバー犯罪防止教室」を計画、実施しました。
はじめに、インターネットは誰にでも自由に利用できることから、それによるトラブルも多く、愛知県警の昨年度の相談件数が5000件近くに上ること、検挙件数も500件あまりと年々増加傾向にあることを説明していただきました。特に平成23年度は、10代の検挙率が最も高く、検挙者数が109人に上ると言われたときには、生徒から驚きの声が上がりました。
その後、「不正アクセス」や「ネットゲーム」の手口や被害状況を、具体的に説明していただきました。その中で、小学校4年生が中学生をだましたり、「ネットゲーム」では中学生が加害者になったりしている事例が増えていると説明がありました。同じ年齢の人が犯罪に関わっているということを知り、生徒にとって「サイバー犯罪」が他人事ではなく、身近に起こりうるものであることを、実感として捉えることができました。また、それ以外にも、「フィッシング」、「ツークリック」、「なりすましメール」、「チェーンメール」などもあることを説明していただきました。
最後に、「サイバー犯罪」の被害者にも加害者にもならないために、「情報発信の際には相手の気持ちを考え、面白半分で書き込まないこと。」、「パスワードの管理(見せない、教えない、こまめに変更、ウィルス対策等)をしっかりすること。」を教えていただきました。
また、「インターネットは使ってはいけないのではなく、危険があることを知り正しく使うことが大切である。困ったときには、必ず信頼できる大人に相談すること。」とお話をいただきました。