【刈谷市立小垣江東小】文字だけで伝える楽しさやむずかしさを実感しよう
- 公開日
- 2012/06/29
- 更新日
- 2012/06/29
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
携帯電話を持っている児童が増加してきている。4年生のあるクラスでは、約半数の児童が持っている。メールを使用したことがある児童も、10人近くいた。今後、年齢が上がっていくにつれて、携帯電話を持ったり、メールをしたりする児童はますます増加すると予想される。
そこで、4年生を対象に、メールでのトラブルについて学習した。最初に、メールで誤解を与えてしまった場合の動画を見せた。話の内容は、ドッジボールの練習への参加を、主人公がメールで断りたくて「じゅんです。特訓はいいよ。習い事は昼からだから。じゃあね。」と打ったところ、相手に誤解を与えてしまってトラブルになったということである。
動画を見た児童には、トラブルになった原因が分からなくて首をかしげる子や原因が分かって「あ、そういうことか」と声を上げる子もいた。その後、誤解が起こった原因について話し合いをした。児童の意見には「メールの『いいよ』だと、行けるのか行けないか分からない」「はっきりと言わなければいけない」などがあった。直接会って話をしていたら、声色や表情や動作を交えて誤解されないように工夫でき、誤解されてもすぐに言い直せるが、書いた文章では声色や表情などが伝わらないため、注意をして打たなければならないことを確認した。
(児童の感想)
○わたしは初めて、顔のひょうじょうで行けるか行けないかが分かることが分かりました。あと、言葉を少しかえるだけで、相手に言葉が通じるのも分かりました。
○「特訓はいいよ」の「いいよ」はどっちの意味かはっきりしていないから、かんちがいしたんだなと思いました。ちゃんと見直しをした方がいいと思いました。