モラルBOX日記

【春日井市立小野小】ゆたかな心を育む「なかよし班」活動

公開日
2012/07/30
更新日
2012/07/30

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 小野小学校の教育目標は,「たくましく心ゆたかな子」を育てることです。その教育目標を達成するために様々な取り組みを行っており,その1つが「なかよし班」です。本校では,1年生から6年生までの縦割り班を作り,異年齢集団による交流活動を行っています。
 5月に行った「なかよし班」での大縄跳びでは,初めて8の字に挑戦する1年生がたくさんいました。縄の中に入ることすらできないでいる1年生のために,お兄さん,お姉さんたちは「高くジャンプするんだよ!」とアドバイスしたり一緒に跳んだりしていました。
 1年生に跳び方を教えるお兄さん,お姉さんたちの顔は本当にやさしく,1年生の子にできるだけわかりやすく教えていました。1年生が初めて8の字を跳んだ時には,班のみんなから拍手や歓声が上がっていました。跳べた1年生もにっこり笑顔でした。
 また,1学期にみんなでアイデアを出し合って作った班の旗は,集合には欠かせない目印のアイテムとなっています。広い運動場で迷子になってしまいそうな時,自分たちの作った旗を探し,見つけた時にはほっと一安心しています。そして,1年間大切に使った後,3月に6年生が旗を長方形に切ってリボンをつけ,しおりにします。これは1〜5年生へのプレゼントとして渡します。
 初めての「なかよし班」では,6年生は1〜5年生をまとめることの難しさを感じていたようです。けれど,回数を重ねるにつれ,班長らしく堂々とみんなをまとめられるようになってきており,班の中でもお互いに助け合う姿が見られるようになりました。「なかよし班」での活動以外でも,うれしそうに声を掛け合い,休憩時間には一緒に遊ぶ姿はほほえましいものです。
 低学年の保護者の方からは,お兄さん,お姉さんたちの温かい言葉に感動したという声も上がりました。この交流活動を通して,子どもたちに豊かな心を育んでいってほしいと願っています。