モラルBOX日記

【美浜町立奥田小】「インターネットを使うときのマナーとモラル」

公開日
2012/08/08
更新日
2012/08/08

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 5年生は、美浜町情報教育アドバイザーに来ていただき、インターネットを使うときのモラルについて学びました。
 ほとんどの児童が通信機能付き小型ゲーム機を持っており、ゲーム機を使って「すれ違い通信」やメールをしている児童がいることがわかったため、授業のはじめに、実際にゲーム機を2台使って「すれ違い通信」をしました。
 「すれ違い通信」は、誰かとすれ違うだけで、事前に自分が登録した言葉が相手のゲーム機へ送られてしまうものです。授業では意図的に「どっか行ってしまえ!」と登録したゲーム機を使って行いました。児童にとって身近なゲーム機でも、相手の見えない文字のみでの会話には怖さがあることに気付きました。また、情報教育アドバイザーに、以下のような実際にあったトラブルを話していただきました。

<事例1>「小学生の女子」と名乗る人とのやりとりの中で、相手が裸の写真を送ってきたため、自分も悩んだが裸の写真を送った。実際には、相手は男性であり、「裸の写真を公開されたくなかったら金を払え」と脅迫された。
<事例2>ある日、学校で友だちをカッターナイフで刺してしまった。学校では、仲良く過ごしている様子であった。しかし、よく調べてみるとインターネット上で、文字での激しいケンカが起こっていた。
<事例3>オンラインゲームで多くのアイテムを持っている友だちがログインのIDを入力するのを見てIDを覚え、友だちになりすましてゲームに入り、友だちのアイテムを盗み自分のアイテムにした。
 
 そして授業の最後に、偽名を使ってチャットを体験しました。実際に体験する中で、文字での会話の仕方やマナーについて学びました。

 この先、多くの児童が携帯電話を持ったり、インターネットを使用したりする機会が増えてくると思います。今後も、児童が安全に活用できるように指導を続けていきたいと思っています。