【刈谷市立朝日中】 「著作権を守ろう」の授業を通して
- 公開日
- 2012/09/04
- 更新日
- 2012/09/04
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
今年10月1日から、違法にアップロードされた音楽・映像を違法と知りながらダウンロードする行為について、刑罰化されることが決まりました。中高生の約3割は違法ダウンロードを行ったことがあると回答したアンケートがあるなど、状況は差し迫っています。
そこで、本校に導入されているネットワーク教材「事例で学ぶネットモラル」を活用し、「著作権を守るとはどのようなことなのか」を考える授業を実施しました。
授業の初めに「違法ダウンロードと知っていて、ダウンロードしたことのある生徒」について尋ねたところ、誰も手が上がりませんでした。しかし、ファイル共有ソフトを使った事例など、具体例を挙げると、「やっている人もいる」というつぶやきが聞かれました。続けて「事例で学ぶネットモラル」のビデオクリップ(違法ダウンロードなどを含む内容)を見せ、事例学習を実施しました。ビデオクリップを見て「違法だとは知っていたけど、無料だと聞いてしまうと手を出してしまいそう」「著作権ってとっても大切な権利だということが分かりました」などの発言がありました。
最後に、違法ダウンロードの刑罰化について、新聞記事を交えて説話を行いました。授業後の感想を読むと、「違法ダウンロードはいけないことだということが分かりました。気をつけたいと思います」など、著作権の侵害が身近に潜む重要な問題であることやそれを知っていることの大切さを学ぶことができました。