【春日井市立神屋小】親子でつなぐボランティアのたすき
- 公開日
- 2012/09/06
- 更新日
- 2012/09/06
ちょっといい話
神屋小学校では、6年生の児童とPTAの保護者や教師がいっしょに、地下道の清掃をするのが伝統となっています。この取り組みは、昭和59年に国道19号線が開通し、児童が安全に登下校するための地下道ができて以来、30年近く続けられています。
毎月1回、土曜日、年間で10回程度、6年生の児童が、全員1回ずつ担当するよう、年度当初に自分たちで年間の活動計画を立てています。
清掃当日はPTA補導部の保護者が3名ほど、子どもたちの支援をしてくれます。さらに、教員も数名参加し、児童・保護者・教師の三者が一体となって、いつも自分たちが通る地下道をきれいにします。
掃除は、地下道のごみをはき、壁面の汚れを落とし、食べものや汚物を水で洗い流すなどの作業を行います。時には、地面にこびりついた汚れもあり、汗を流しながらブラシで洗い落とします。できるだけ子どもたちが中心となって活動できるよう、児童同士で班長を決め、班長の司会、指示のもとに作業を進めています。
実際に地下道清掃に参加した児童は、「みんなで力を合わせたから、こんなにきれいになった。やっぱりみんなでやると違うなぁ。」「これまでの6年生がこんな活動をしているとは知らなかった。汚れていた地下道がきれいになったので、みんなが気づいてくれたらうれしいです。」「この地下道清掃に参加して、ボランティアはとても大切なものだと思った。これからも、地域のボランティア活動などに参加していきたい。」など、反省会で感想を述べています。
中には、親子2代にわたって地下道清掃を続けている家庭もあり、地下道清掃を通して自分たちの住む地域を大切にしようとする心が、世代を超えてリレーされています。