【一宮市立西成中】自他を尊重し、共に生きる生徒の育成
- 公開日
- 2012/09/19
- 更新日
- 2012/09/19
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、毎年、2年生が愛知県立一宮東養護学校との交流を行っています。今年度は、6月11日(月)に、本校の生徒が一宮東養護学校へ伺い、中学部2年生のみなさんと交流を深めました。
5月30日(水)の道徳の時間に、事前指導として「開拓者の決心」を扱いました。資料について話し合った後、親切にされたこと、親切にして喜ばれたことについて自分の体験を語り合いました。その後、学活の時間などで、合唱やクラス紹介の練習をしたり、交流で使う自己紹介カードを作成したりしました。
6月11日(月)の交流会当日、本校の生徒たちは、同じグループになった養護学校の生徒のみなさんと積極的に交流を深めようとしたり、心をこめて合唱したりすることができました。また、クラス紹介では、自分たちのクラスのことをどうすれば分かってもらえるだろうか、様々な工夫をすることができました。そして、自己紹介カードの交換では、ただ渡すだけでなく、自分たちが考えてきた手遊びや、好きなアイドルグループの話題で盛り上げることができ、充実した交流会になりました。
6月13日(水)の道徳の時間では、事後指導として「あふれる愛」を扱いました。資料について話し合った後、これからの自分の生き方について、交流会で学んだことも踏まえて考えました。ある生徒の感想には「障害のある人も、普通の人も、みんな同じように生きられるようにする。差別がないように、人々が助け合って生きていける世の中にしたい」と記されていました。
この一連の活動を通して、障害のある方たちに対して、共に生きる仲間としてどう接していくとよいかということを学び、これからの生活に生かそうとする意欲を高めることができました。今後も、道徳の時間を「要」とし、教育活動全体を通して豊かな心をはぐくむ道徳教育を実践していきたいと思います。