【岡崎市立竜谷小】梅干しつくりを通した地域との心温まる交流
- 公開日
- 2012/09/19
- 更新日
- 2012/09/19
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、総合学習の一つとして、実のなる木を育てることを通して地域の人々との交流学習を進めている。
1年生は鬼ぐるみ 2年生は栗 3年生は梅
4年生はみかん 5年生はかりん 6年生はキウイ
である。ここでは、3年生の「梅の木大作戦」の交流を紹介しよう。
3年生は、梅名人(地域のお年寄りや子どもたちの祖父母や保護者)を迎えて、梅の木の育て方のポイントを教わったり、梅の実の収穫を行った。今年は、校内にある21本の梅の木から約57キログラムの梅の実が収穫できた。例年は35キログラム前後の収穫なので、今年は豊作であった。これは、梅名人のご指導・ご支援のもと、梅の木の世話がうまくいった証拠でもあろう。この収穫から、8樽ほどの梅干しを楽しく作ることができた。
その際、保護者の方から
「子どもたちと一緒に、梅の収穫を体験できたことは楽しかったです」
「梅名人さんに教えてもらったので、家でも梅干しつくりに親子で挑戦します」
「年配の方から、伝統的な昔ながらの梅干しつくりを受け継ぐことができて良かったです」
などと多くの心温まる声をいただいた。
子どもたちも祖父母や地域の年配の方から、梅干しつくりを学ぶことによって、伝統や文化を伝えることの大切さを学んだようだ。
「梅干しがこんな風にして作られているなんて知らなかった。今日は、とっても親切に教えていただいて楽しかったし、嬉しかった。日本人は梅干しが好きだからね」
「ぼく達だけではなく、地域の方や梅名人さんなどみんなでつくった梅干しなので、みんなに食べてもらいたい。みんなに喜んでもらいたい」
などと交流から生まれる喜びの声が聞かれた。
今後の活動として、梅干しを全校生徒に配って試食してもらう計画でいる。また、地域の施設の方々にも、紙芝居やパンフレットを作成して学校の様子や梅干しつくりを紹介し、梅干しを試食していただく予定である。梅干しつくりを通して、心温まる交流の輪が広がっている。