【東栄町立東栄中】生徒会を中心としたエコキャップ回収活動
- 公開日
- 2012/10/09
- 更新日
- 2012/10/09
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
生徒会では、「立ち止まりあいさつ」や「ボランティア清掃」など、温かい心や奉仕の心を育てる活動を企画し、行っています。その中の1つとして、エコキャップの回収活動があります。
エコキャップの回収は、NPO法人エコキャップ推進協会が行っている「地球に愛を 子どもに愛を」の活動の一環です。エコキャップを集めることは、JCV(NPO法人世界のこどもにワクチンを 日本委員会)への寄付と震災地への義援金になります。例えばエコキャップを約860個集めると、1人分のポリオワクチンの代金になるというものです。また、その数のエコキャップを燃焼させると、約6kgの二酸化炭素が排出されることから、その抑制にも一役かっています。
生徒会としては、小さなことでも子どもたちの命を救うことができることに価値をみつけ、取り組んでいます。町内の施設や商店などにエコキャップの回収に協力してもらえるように、掲示物を作成したり、依頼の手紙を書いたりして、働きかけを行いました。また、校内でも、玄関に収集箱を設け、エコキャップの回収をしています。生徒たちも積極的に入れてくれるようになりました。
こうして集まったエコキャップは生徒会で分別し、定期的に蒲郡にある合成樹脂の会社に届けています。7月には、分別し終わった2万個以上のキャップを届けることができました。約25本分のポリオワクチンを送ることができました。
この活動は、生徒だけで成り立つものではありません。地域の方々がこの活動を理解し、賛同し、協力してくれています。「キャップが集まってきたよ」と、いつも気にして声をかけてくれます。生徒たちは、地域の方に協力していただいているという気持ちをもち、お礼のあいさつに行ったり、感謝の手紙を書いたりしています。また、自分たちの活動が、子どもたちの命を救っているという思いをもち、生徒会活動の時間だけでなく、休み時間も活用し、自主的に取り組んでいます。
この活動は、今後も東栄中学校の温かい心を育てる伝統的な活動として、継続していきたいと考えています。