【扶桑町立高雄小】児童会活動によるエコキャップ回収
- 公開日
- 2012/10/16
- 更新日
- 2012/10/16
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
高雄小学校では、児童会活動としてペットボトルキャップの回収活動を行っています。きっかけは4年前に当時の6年生が「エコキャップ運動」を始めたことで、それ以来、活動が続いています。しかし、エコキャップ回収活動を始めた当時は、高い意識をもって活動をしていましたが、次第にこの活動を知っている人が児童玄関前にある収集箱に入れるだけになっていました。今年度より、このエコキャップ活動の管理が環境委員会に移されることになったことから、もっとみんなにエコキャップについて知ってもらいたい、もっとたくさんのエコキャップを集めて、世界の子どもたちの役に立ちたいとの希望をもちました。
4月から、集められたエコキャップが、月ごとに扶桑町の可燃性ごみ収集袋にどれだけ集まったか記録していました。収集袋はおよそ縦77センチ、横64センチです。段ボールでつくったエコキャップ収集箱いっぱいで、だいたい収集袋1袋分になります。4月は1袋、5月は2袋、6月は3.5袋、7月は中旬までで2.7袋分集まっていました。
環境委員会で話し合い、キャップ800個で1人分のワクチンにかえることができること、それを発展途上国の子どもたちに送ってもらえること、さらにキャップを再利用することでCO2 を減らすことができることなどを全校児童に紹介し、回収活動の意義や意味を知ってもらった上で集めることにしました。また、夏休みにためておいてもらうために夏休み前に紹介するとよいこと、保護者に向けて訴えるとよいことなどを確認しました。
活動に際しては、環境委員会の6年生の数人でエコキャップ活動に関するチラシ(保護者向け)をつくりました。その後、1年から6年生までの全クラスを、環境委員全員で分担して、チラシをもってエコキャップ回収のお願いにまわりました。各クラスでは、エコキャップ回収についてよく知らない子もいて、環境委員会のお兄さんお姉さんの説明を真剣に聞いていました。中には、「家にいっぱいためてあるから、明日もってきてもいいですか?」と質問をする子もいました。
環境委員会の子たちが積極的に活動をすすめたおかげで、夏休み明けの9月には、実に収集袋9袋ものエコキャップを集めることができました。10月も順調に回収が続いています。今後も、世界の恵まれない子どもたちのために、たくさんのエコキャップを回収できるよう活動を続けていきます。