【常滑市立青海中】全校での道徳の授業参観
- 公開日
- 2012/10/31
- 更新日
- 2012/10/31
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
10月20日(土)に,授業参観を行い,全校で道徳の授業を公開しました。資料は,学年で同じものを使い,学年会で資料について話し合いの後,学級毎の実態に合わせた展開を考え実践しました。親子で,そして同じ学年の保護者で道徳教育について考えていただくきっかけになれたらと思いました。
1年生は,「言葉の向こうに」という資料を使い,それぞれの個性や立場を尊重し,いろいろなものの見方や考え方があることを理解して寛容な心をもち謙虚に他に学ぶという内容で行いました。1年生全体で30人ぐらいの保護者が参観する中,資料を基に,「インターネットでは,相手の顔が見えないから何を考えているか詳しく分からない。」「相手の立場を考えないといけない。」などの意見交流をしました。
2年生は,「アカの思い出」という資料を使いました。狂犬病にかかったかもしれないアカをどうすればよいか,法やきまり,自他の権利を考えさせました。まず,自分の意見を決めた後,他の生徒との意見交流を図りました。中には,保護者も加わって意見交流ができたグループもありました。生徒からは「資料の中のお母さんがとった行動は,頭では分かる。しかし,実際に自分の飼っている犬がアカだった場合,すぐに従えるか分からない。」という感想も聞かれ,正しいと理解できることでも,すぐに行動できるかどうか分からないといったはざまで,生徒の心は揺れていました。
3年生は,「わたしのいもうと」という,いじめを扱った資料でした。温かい人間愛を育み,他の人々に対し,思いやりの心をもつという内容で行いました。生徒からは,「意識してないけどやってしまうこともある。」「自分では気付いていないところで誰かを傷つけているのじゃないかと不安です。」という声も聞かれ,相手の立場に立つ難しさも感じることができたようでした。
これからも道徳の資料や授業の展開の仕方等について一担任だけでなく,学年や学校全体で話し合いながら,道徳教育をすすめていきたいと考えています。