モラルBOX日記

【知立市立知立西小】ネットに書き込みをする際はどんな配慮が必要か考えよう。

公開日
2012/11/19
更新日
2012/11/19

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校の6年生は、多くの児童が携帯電話を所有していたり、インターネットを自宅で使用できたりする環境にある。携帯電話のメールやインターネットでの掲示板を活用する機会は今後ますます増えることが予想される。そこで、映像クリップの資料を交えながらStudy Noteの掲示板機能を使い、自分が掲示板に書き込む際にはどのような対応をすべきか考える学習を行った。
 最初にあまりよく考えずに掲示板に表現された文章をStudy Noteで提示した。文面には親友のエピソードとともに『ドジでおかしい』『親友なのに冷たい』と書かれている。この掲示板に続きのコメントを書くように促したところ、多くの子が二人は仲が悪いととらえ、続きのコメントには辛辣な言葉や、けんかを煽る言葉も書き込まれた。
 次に、この文章が書き込まれたストーリーを視聴した。映像資料の内容は、主人公が自分のホームページ上にある掲示板で、大親友との日常的な和やかなエピソードを紹介したにすぎないものであった。予想外のストーリーに子どもたちは驚き、あわてて自分のコメントを修正しようとする子も見られた。
 最後に、「なぜ二人は仲が悪いと誤解されてしまったのか」と問いかけ、意見を出し合うことで、文章のみで正確に表現することは難しいということを理解した。また、ネット上に書き込む際には細心の注意をはらって書き、読む人の立場に立って十分に読み直すなどの配慮が必要なことに気づくことができた。