モラルBOX日記

【半田市立横川小】気付き,考え,実践し,呼びかける活動

公開日
2012/11/26
更新日
2012/11/26

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では,総合的な学習の時間を「横川タイム」と名付け,「地域」・「人」・「生き方」をテーマとした学習活動を行っています。その中で,4年生は,「みんなでチャレンジ!エコロジー!」として環境問題に取り組み,アイシン精機株式会社さんの「アイシン環境学習プログラム」を取り入れた学習を進めてきました。学習のまとめとして,10月31日に「美しい星『地球』を守るため,みんなでやります。ごみなし!よごれた水なし!むだな電気なし!」と,エコ宣言を保護者の前で発表しました。
 こうした気付き,考え,実践し,呼びかける活動をさらに進めるために,11月からは,「身近な『ふくし』を考えよう」というテーマで,半田市社会福祉協議会さんの協力を得ながら福祉についての学習を始めました。始めに,地域に目を向け,自分の住んでいる地域はどんな地域か,自分の住んでいる地域にはどんな人が住んでいるか,そして,友達や地域とのふれあいや関わりあいについて考えました。11月19日には,半田市社会福祉協議会さんから「ふ・く・し」についての話を聞きました。ここでは,「障がい者や高齢者は助けなければならない存在である」といった狭い福祉観から抜けだし,「ふ:ふだんの く:くらしの し:しあわせ」が福祉であるという考え方を学びました。
 「水野先生から福祉の意味を教えていただいて,私もわかっていたけど,今日あらためて気付きました。人を笑顔にさせることができるのは自分たちみんなだとわかりました。そして,あいさつも,人を笑顔にさせることができるとちゃんとわかりました。私は今日の勉強で,これからの福祉の勉強を頑張っていきたいと思います。」(児童の感想より)
 今後は,日常生活の中で出会う,ちょっとした困り感を抱えた人の困り感を体験しながら,そういった方とどう関わるか,自分にできることは何かについて考え,交流していく予定です。