【一宮市立西成東部中】 人権教育 道徳の時間
- 公開日
- 2012/12/10
- 更新日
- 2012/12/10
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
全校で人権教育に関する内容で道徳の時間をもつことになり、1年生は、「いじめ」をテーマとした道徳の授業を行うことになった。学級数は、4クラスとまとまりやすい規模ということもあり、今回は資料選びから学年部会で検討をする機会をもつことができた。
資料は、中学生の人権作文コンクール入選作がもとになっている。Y子は、小学生のときに、病気で肌がひどく荒れていたことがあり、「しわ」というあだ名をクラスの男子からつけられる。言われ方は、さらにひどくなり、歌まで作られることになる。Y子は、何を言われても我慢をし、家では、毎日泣いてばかりいたにもかかわらず、みんなの前では笑って過ごしたという内容の作文である。
事前に「いじめ」に対する意識調査を事前に行い、生徒が日頃から、「いじめ」をどのようにとらえているかを把握したいと考えた。また、項目ごとの学年全体の集計を、生 徒たちに示すことを導入部分に位置づけることにした。
資料選びの段階で、学年で検討をする機会をもったことで、資料内容を検討しながら、生徒たちに今考えさせたいことはどのようなことかという観点で話し合うことができた。
通常は、資料を読むことから入る授業が多い中で、事前にアンケートをしたことは、授業内容を、より生徒たちの日々の生活に結びつけることに役立ったように思う。
どのクラスも、生徒たちは前向きに授業に取り組み、心に大切なものを残すことができたように思う。