モラルBOX日記

【豊田市立道慈小】 自然と地域を慈しむ心を育てる

公開日
2013/01/17
更新日
2013/01/17

ちょっといい話

 道慈小学校は、豊田市北部の丘陵地(標高386m)に位置し、校舎の南側より、豊田スタジアムや豊田市の市街地、冬の晴れた日には、三河湾の水平線もはるか遠くに望むことができます。校庭の東には、山門に仁王像を配する道慈山観音寺(通称「道慈観音」)があります。カシ、ツバキ、ホオ、イロハモミジ、シキザクラなど、実のなる樹木、紅葉する樹木も自生しており、子どもたちは、生活科や理科の「学習の場」として活用しています。
 月に一度、地区の方々が境内の清掃を行っていますが、大量の落ち葉を掃くことは重労働です。昨年度より、春と秋の年2回ですが、全校児童47人が一人ずつ竹ぼうきを手にし、境内の落ち葉掃きに参加しています。地域の方から「子どものころ、道慈観音の境内で落ち葉を掃いたことを『こころのふるさと』として、大人になっても忘れないでください」というお話を聞きました。
 全校児童で行えば、30分くらいの活動ですが、きれいになった境内や参道を見て、心もすがすがしくなります。「自然と地域を慈しむ心」や「協力する気持ち」を、子どもたちが育み成長してほしいと願いながら、活動を続けています。