【豊川市立長沢小】よりよい人間関係をはぐくみ、たくましく生きる力を育てる〜望ましい集団活動(おしろやま班活動)を通して〜
- 公開日
- 2013/02/04
- 更新日
- 2013/02/04
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
長沢小学校は全校児童261名、12学級です。しかし、以前は単学級で児童数も現在の半数にも満たない小さな学校でした。当時からおしろやま班と名付けられた縦割り班での活動が盛んに行われ、伝統となっています。ここでは、そのおしろやま班活動について紹介します。
おしろやま班活動は、「1.6年生の最高学年としての責任感や自主性を育てる。2.異なる学年の児童が協力して活動する中で、お互いの人格を尊重し思いやりのある温かい人間関係を築く」などの二つを大きな目的として行っています。
班の構成は、おしろやま班活動の担当者が各学年の担任から子どもの情報を受け、各学年1・2名を組み合わせ、一つの班が8名程度になるように、男女のバランス、人間関係や子ども達の力量などを考慮しながら、編成を行っています。
おしろやま班の行事としての取り組みは、1年生を迎える会(4月)、春の遠足(5月)、おしろやま班対抗ドッジボール大会(6月)、縄跳び大会(2月)、6年生を送る会(3月)などがあります。また、日常活動としては、おしろやま掃除と称して、月曜日から木曜日までの掃除を行っています。活動の後に振り返りを書かせたり、教師が担当班と共に活動したりすることで、班内の様子を把握し、班長としての悩みや人間関係などを支援しています。
このおしろやま班活動が伝統になっているおかげで、本校では高学年の子ども達と低学年の子ども達が自然に上手に関わっています。縦割り班の良さは、上級生が下級生のお手本でありたいという気持ちが責任感や自主性をもつことにつながり、お互いの関係の中に思いやりの心が育つことにあると考えています。