【義務教育課】平成24年度第2回愛知県道徳教育推進会議の内容を報告します。(議事録)
- 公開日
- 2013/02/18
- 更新日
- 2013/02/18
県教委・市町村教委の取組(利用しない)
平成25年2月12日(火)愛知県東大手庁舎で平成24年度第2回愛知県道徳教育推進会議を開催しました。
開催目的は本県の学校における道徳教育をより効果的に推進するとともに、道徳教育の充実・推進に向けて、県民全体で取り組む気運を醸成することです。
今回の会議では、平成23・24年度の協議題「公共心を育む道徳教育の在り方」について本会議での2年間の取組の成果として作成する啓発物について、多方面からの御意見・御助言をいただきました。その内容を報告させていただきます。
議事録
平成24年度第2回愛知県道徳教育推進会議協議の概要(議事録)
日時:平成25年2月12日(火)14:00〜16:00
1 開会
2 愛知県教育委員会あいさつ(義務教育課主幹)
3 議長・副議長あいさつ
4 議事
【報告事項】
(1) 平成24年度第1回愛知県道徳教育推進会議協議内容について
(2) 平成24年度愛知県道徳教育推進会議等の進捗状況について
(3) 平成24年度研究推進校からの報告
【協議事項】
(1) 平成23・24年度愛知県道徳教育推進会議の啓発物について
ア 「平成23・24年度愛知県道徳教育推進会議からの提言」(表面)
・ 公共心の捉えの説明文の後半を家庭・地域の方々が受け止めやすい表現にするとよい。
・ 「進んで集団の向上に役立とうとする態度」というような伝わりやすい表現がいい。
・ 全体的に平易な表現で分かりやすい。
・ 子どもをどう育てるかということが分かるリーフレット。愛知県道徳教育総合推進サイト「モラルBOX 」で広がると良い。
・ 「家庭の方へ」の部分で、会話の例を増やすとイメージしやすい。
・ 「モラルBOX」は家庭等でどのくらい見られており、どのように宣伝しているのか。
・ 平成25年1月28日現在で、アクセス数は1日平均639件、アクセス総数は19万件を超えた。(2月12日現在 アクセス総数21万件余) 家庭・地域の方に学校での道徳教育への理解・協力を得るため、「愛知1021校への取組」コーナーには県内全小・中学校の「心の教育推進活動」「情報モラル教育実践」「ちょっといい話」の取組を紹介している。また、各学校HPに「モラルBOX」のバナーを設置している。機会を捉え教育事務所を通じて、各学校でサイトの積極的な活用を図るよう依頼している。
・ 「モラルBOX」により、家庭でのコミュニケーションが図ることができるとよい。
・ 各学校が道徳教育推進の手立てを考える上で参考になるサイトである。
イ 「各校の道徳教育全体計画テンプレート」(裏面)について
・ テンプレートについて、家庭・地域・学校のつながりの表現方法の工夫が必要。
・ 子どもたちがどう公共心を発揮すればよいかが分かりにくい。
→ 家庭・地域配布用であるので、子どもへ訴えかける部分はない。
・ これが公共心が備わった人の姿なんだと分かる部分があるとよい。
・ 記入例のこの写真自体が公共心の現れた姿である。集団としてこのようにやっていかなくてはいけないというメッセージにもなっている。
・ このテンプレートをそのまま使えない学校もあるが柔軟に編集して使用してよいか。
→ 各学校の状況に応じて、編集していただいてよい。
・ テンプレートなので、思いやりや規範意識など数種類あるとよい。公共心で書くべきと捉えてしまう。
・ 記入例の学校目標を「○○心を育む・・・」というようにすればいいのではないか。
・ 本会議が「公共心」として2年間取り組んできたので、その思いもある。
・ 記入例に吹き出しで「各校の重点目標に応じて編集してください」と入れるとよい。
・ 公共心が行動面で表れている大人の姿がどこかにあるとよいのではないか。
・ 学校が仕組んだ場面ではなく、広く県民の皆様に知っていただくために、子どもたちの公共心が行動に表れた姿があるとよい。
・ 今の意見はアクションプラン2「県民でともに道徳性を育んでいきましょう」というメッセージには当てはまる。しかし、推進会議は、「公共心を育む道徳教育の在り方」というテーマで「どうやって育んでいくか」ということに焦点を当てて取り組んできた。結果的に「こういう県民の姿」というところまでは目指していない。2年間のこの会議ではそこまで描ききれない。
・ 社会人になることを見据えて取り組んでいるが、学校の中で公共心を育むことを目指して取り組んできた。
・ 「家庭の方へ」「地域の皆様へ」という枠の中の文言に配慮が必要。
→ これは例であり、学校の実態に合わせて考えていただくことになっている。しかし、様々な状況の学校があることを考えて、記入例の文言も考えていきたい。
(2) その他
・ 学生たちは教員や弁護士など人とかかわる仕事を嫌がる傾向がある。集団の中で意見を述べて仲間と対立するのを嫌がる。集団の中で気を遣い、帰宅後、疲れがでるという生活をしている。「一人カラオケBOX」に行く者もいる。
・ どう見られるか、どう思われるかに過敏になっている。「一人は楽。しかし、一人ぼっちと思われるのは嫌」という傾向がある。コミュニケーションやディベートなどは場を設定しないとできない。主張する力やコミュニケーション能力の育成も道徳教育に絡んでくると思う。
・ 自分と異なる意見の受け止め方も身に付ける必要がある。そうすればコミュニケーションも活発になるのではないか。また、日本の子どもの動機付けは世界的にも低い。様々な世界に興味を持つためにも互いの意見を受容し合える状況をつくるとよい。
5 閉会