【岡崎市立大門小】だるま池に8匹の仲間をむかえよう
- 公開日
- 2013/03/26
- 更新日
- 2013/03/26
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
1年生の教室の前のだるま池は、藻がいっぱい、お抹茶色でどろんどろんだった。その池には、生き物がいるかどうか、全く分からないほど。子どもたちの中には、木や石を投げて遊んでしまう子もいた。そこで、この池を蘇らそうと、金魚を迎えることにした。
まず「掃除の時間」に、子どもたちは、だるま池の水を少しずつきれいにした。そして、壁面や底にこびりついた藻をごしごしこすって取っていった。2週程して、ようやくきれいになり、金魚を迎える準備ができた。
冬、氷が張っても元気だという和金の一種「コメット」を8匹、購入した。赤、黒、白のいろいろな模様が特徴的なので、1年生各クラス2匹ずつ名前をつけることにした。強そうなキング、口元が赤いリップ、真っ赤なさくら、ほっぺが赤いプリン、いろいろな色のいろき、赤と白がきれいなまみ、赤と黒と白が素敵なきんぎん。背中が赤いそら。名前をつけたことで、子どもたちは愛着をもった。えさ当番は一週間交代で、クラスを回していくことにした。
「○○くん。元気?」「○○ちゃん」などと、池をのぞきこんで声をかける子どもたちの姿をよく見かけるようになった。最近では、金魚の方も馴れてきて、人の姿を察すると、集まり、水面に顔をのぞかせるようになった。来年度「1年生のお迎え会」では、きっと、2年生になった子どもたちは、1年生にこの金魚のことを紹介するだろう。
身近な生き物を優しい心で育てることで、動物愛護、いのちの尊さを自ずと感じることができた。