モラルBOX日記

【岡崎市立三島小】友だちの作品に落書きしないで—事例で学ぶNetモラルC-09−

公開日
2013/06/04
更新日
2013/06/04

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 わたしたちは、一人では生きていくことができない。互いに助け合って社会生活を営んでいる。一人一人が気持よく生活するためには、約束やきまりが必要になってくる。このことは、「だれの持ち物でも大切に扱う」「借りたものは必ず返す」などの約束やきまりがあると、それを守ることでみんなに迷惑をかけることがないということからも分かる。これは、集団生活をするうえで基本的な価値である。そのため、低学年の段階からしっかりと考えさせ、進んで約束やきまりを守ろうとする態度を育てたい。
 今回利用した「事例で学ぶNetモラル」という教材は、短い時間で問題場面を提示でき、登場人物の気持ちを考えやすい映像クリップとなっているので、人が作った作品や著作物を大切にする態度を身に付けることができるようにするには有効な題材であると考える。
 この題材のあらすじは、次のようである。コンピューターを使ったお絵描きの実習が終わり作品を提出する場面で、あかねが描いた似顔絵の鼻が曲がっていて変だと思ったゆうたが、勝手に手直しをしてしまう。勝手に修正(落書き)された作品を見たあかねが泣き出してしまう。
 授業を終えた子供たちは「人がかいた作品が上手じゃなくても勝手に落書きしてはいけない。」「人の作品を大事にしているなら、勝手にさわってはいけない。」など、人が作った作品や著作物を大切にするということについて考えることができた。