【稲沢市立下津小】さようなら「希望の丘」
- 公開日
- 2013/06/14
- 更新日
- 2013/06/14
ちょっといい話
稲沢市立下津小学校は、今年開校42年目となる緑あふれるのどかな学校です。JR稲沢駅周辺と稲沢操車場跡地の再開発が進み、大型集合住宅や戸建住宅もどんどん建設され、校区の人口も増加しています。本校の児童数も年々増加の傾向にあり、来年度からは現在の保有教室数では対応できなくなり、新校舎を増設することになりました。建設予定地には小運動場が充てられました。小運動場には子どもたちの大好きな「希望の丘」があり、とても残念なことですが、致し方のないことです。
「希望の丘」は、底部14m×18m、高さ5.5mほどの盛り土で、昭和52年に完成しました。子どもたちの格好の遊び場で、木が茂り、クワガタムシやカブトムシなどの昆虫もいっぱいいて、自然を体験するにはもってこいの場所です。そして、在校生はもとより、卒業生や地域、保護者の方々にとっても、たいへん思い出深い場所であることには間違いありません。
そんな「希望の丘」とのお別れ会を6月13日に行いました。希望の丘に関するクイズで楽しんだ後、各学年の代表が思い出を発表しました。そして、全校で「ありがとう さようなら」の替え歌を歌い感謝の気持ちを伝えました。児童の別れのことばでは、「希望の丘はなくなるけれど、思い出の中に生きています」と児童会長が述べ、校長の「新しい仲間が増えます」という言葉で会を閉じました。退場の時には、少し涙ぐむ児童もおり、本校児童にとって希望の丘の存在は大きなものだと改めて感じることができました。
たくさんの思い出を残してくれた「希望の丘」
本当にありがとう。そして、さようなら・・・。