【岡崎市立城北中】「ねずみグループ」を通じて地域の一員としての自覚を高める
- 公開日
- 2013/06/26
- 更新日
- 2013/06/26
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
城北中学校には「ねずみグループ」と呼ばれる活動があります。これは隔週土曜日に生徒たちが自分たちの住む学区をきれいにする活動です。この活動を通じて城北中生は自分たちが地域の一員であるという自覚を高め、自分の住む町をきれいにすることの大切さを学んでいます。
土曜日の早朝7時、「ねずみグループ」に参加する生徒たちは眠たい目をこすりながら学校に集合します。そこから軍手やビニル袋をもって学区に落ちているゴミを集めて回ります。路上や公園には、落ち葉や空き缶、たばこの吸い殻など、意外なほどにたくさんのゴミが落ちています。1時間も活動を続けると、持ってきた袋いっぱいにゴミが集まり、生徒たちは学区のゴミの多さに驚くと共に、自分の住む町をきれいにしたいという思いを高めます。
この活動は昭和38年に始まりました。最初はたった一人の生徒が「城北学区をゴミのない町にしたい」という一心で始めたそうです。そして、後にこの活動が「ねずみ算式に多くの人に広まっていってほしい」という願いを込めて「ねずみグループ」と呼ばれるようになりました。
現在では、年間を通じて全校生徒全員がねずみグループに参加をしています。50年経った今でも、創始者の思いは着実に受け継がれており、城北中生はこの活動を通じて自分たちの住む町を大切にしたいという心を育んでいます。