モラルBOX日記

【豊田市立根川小】3年生 みんなで考えようケータイ

公開日
2013/09/06
更新日
2013/09/06

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 家庭訪問などで、3年生児童の保護者と情報交換したところ、特に、女子で「携帯電話(スマートフォン)を持ちたいと言うようになってきた。」という声を聞きました。
 そこで、授業参観で「家庭・学校 みんなで考えようケータイ」と題して、情報モラルの授業を行いました。3年生児童に、情報モラルの授業を行うことは、決して早すぎることはなく、むしろ、この時期に正しい知識を教えることが必要だと考えています。  
 資料は、NHKが制作して、あるNPO法人が編集した情報モラル学習プログラム(DVDと指導案)を使用しました。
 授業の導入で「携帯電話を持ちたい人?」と聞いたところ、半数以上の児童が手を挙げました。その理由は「音楽が聴ける」「すぐに連絡できる」「メールができる」「アプリが使える」「写真が撮れる」などでした。
 資料のDVDの視聴を行うと、「架空請求」「チェーンメール」の問題が提示され、子どもたちから「危ない」「怖い」という反応がありました。そして、子どもたちをこのような被害から守るためには、携帯電話を持たせる保護者がルール作りをする必要があることが示されました。また、「料金制限」「ネット禁止」「使用時間制限」などのルールを保護者が作り、それが守れない場合は「没収」「解約」などの強行手段をとることの必要性も示されました。
 さらに、プロフを作ると不適切な書き込みがあることも示され、それからの被害から身を守らなければならないことも学習することができました。
 最後に、ある男子児童が、「携帯電話で話すばかりでなく、実際に会って話せばよいと思う。」と発言して、児童だけでなく参観した保護者も「あっ、そうか。」と考えて、授業を終えました。
 携帯電話、インターネットについての情報は、子どもたちの周りに氾濫しているので、早い学年のうちに正しい知識を持つようにすることが大切であることを改めて感じた授業でした。